うねり取り・リズム取り
うねり取り・リズム取りというのは、相場の波に合わせて売買を行う投資方法です。最初に準備が必要ですが、一旦準備をしてしまうと、やることが決まっていて時間をとられないので、比較的取り組みやすいです。
具体的には、相場の上げ下げの周期をみて、下がってきたら買い、上がってきたら売りを繰り返していくという事になります。売買の判断が一日に一回なので、数日から数年単位での取引になり、日常生活への影響が小さくてすみます。
また、常に相場をみておく必要はないので、インターネット環境がそれほど充実していない国に住んでいたり、本業が忙しかったとしても、同じ人がやる限り、取引の結果にあまり差が出ることはないと思います。
道具の準備
最初の準備として、最低限3つのものが必要です。それが、終値データと、その終値データを記入していく場帖とグラフ用紙になります。海外在住者としては、少し工夫が必要です。終値データは、毎日決まった時間に値が確認できるものと、過去2年分以上のものが必要です。毎日のデータとしては、日経新聞などが理想的ですが、海外居住者としては、他の手段を考える必要があります。
私の場合、以前はFX会社が発行するメルマガを利用していたのですが、受信時間が日によって違ったりしていたので、今は、FXプライムbyGMOが提供している過去の取引レートというページを利用しています。前日の終値は、日本時間の午前7時くらいに更新され、過去2年分のデータも入手できます。
場帖は、林投資研究所での購入が理想です。私は、海外転送等が手間なので、自作しています。
3ヶ月程度の間、毎日使用するものなので、厚手の紙に印刷しています。
グラフ用紙は、1m x 70cm、1mm目盛のものが必要です。お住まいの場所で売っていればいいのですが、私が住んでいる近辺では見当たらず、インターネット上でもオーストラリア国内のショップを見つけることができませんでした。
結局、一時帰国した際に、数枚ほど購入して持ち帰りました。
実は、グラフ用紙も自作をしてみたのですが、市販のプリンターでは1mm精度の印刷に微妙なズレが生じるようです。さらに、A4用紙を1m x 70cmの大きさになるまで張り合わせるのは、なかなかの大仕事で、あまりお勧めできるものではありません。
日本の印刷品質に敬意を表したいところです。
しばらく帰国の予定がない場合は、楽天市場と転送コムを使うのも手です。
はじめかた
道具が揃えば、うねり取り・リズム取りは、海外でも問題なく実践できます。まずは、過去の値動きを確認するため、最低でも過去2年分の終値データを場帖とグラフに記入していきます。実際の取引で使用するものと条件が同じものが理想ですが、手に入らなければ似たような値を探して代用します。
FXプライムbyGMOが提供している過去の取引レートのページでも過去数年分が入手できます。
場帖は、列の最初に通貨ペアの名前を記入し、ひとつの通貨ペアにつき一列だけ使用します。一番左の列に日付を入れ、その日の終値の10銭より下の値を切り捨てて、10銭の桁まで記入します。
私の場合は、豪ドル円だけの取引なので、一列だけ埋まっています。
グラフは、縦1cm=1円、横2mm=1日の折れ線グラフを描きます。1m x 70cmの1mを縦軸として使用して、1枚で0円から100円まで、350日分を記入します。目盛が足りない場合は、グラフ用紙を張り付けます。
あとは、毎日、終値を場帖とグラフに記入していき、下がったら買って、上がったら売るのですが、売買のタイミングは、人それぞれのような気がします。
私自身は、相場技法を語るほどの技術は持っていないので、書籍やサイトを参考にしながら売買をしています。
参考
- 林投資研究所: 道具の使い方、相場技法の記事やメールマガジンを参考にしています。
- お気楽FX 相場生活入門編: 豪ドル取引の内容やメールマガジンを参考にしています。
- 豪ドルFXで毎月30万円スワップ金利生活: 売買のタイミングを参考にしています。
- マーフィーの最強FX投資法を伝授: メールマガジンを参考にしています。
- ザイFX!: Twitterアカウントをフォローしています。
- うねり取り入門―株のプロへの最短コース(書籍)
- ツナギ売買の実践(書籍)
- 自立のためにプロが教える株式投資(書籍)
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